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《塩分を適度にとる人のほうが低血圧だった⁉︎



高血圧や脳卒中の敵ということで、すっかり嫌われてしまった塩分。
「塩はとらなければとらないほどいい」と信じ、徹底的に食卓から除外した人もいるようです。
この "嫌塩" の動きに警鐘を鳴らしたのが、東京医科歯科大学・難治疾患研究所の研究報告です。
四十代の男女二千三百人を調べたところ、今までの常識とは逆に、塩分を多くとっている人の方が、かえって血圧が低いことがわかったというのです。






また、高塩分なのに低い血圧のグループに入る人たちの食生活について、さらに詳しく調査した結果、塩分を多くとっている人ほど食事のバランスがよく、牛乳を多く飲み、アルコールは控えめで適度な運動をしていたといいます。

つまり、塩分のとりすぎはいけないが、極端に嫌うのは逆に食生活のアンバランスを招いてしまう。
塩分を気にしすぎて味気ない食事をするのではなく、いろいろな食品をバランスよく食べ、食生活を楽しむゆとりを持つことが大切なのです。























《ファストフード店の看板には、なぜ赤色が多い?》



ファストフード店の看板には、赤い色を使ったものが多いと思いませんか。
白地に赤いロゴもあれば、赤地に黄色もあるし、パッケージに赤を取り入れている店も。
目立たせるという目的もあるには違いないのですが、赤にはもう一つの心理的効果があるのも、商売上手な人なら知っているのかもしれません。
赤は、食欲を誘う色なのです。
ほかにも感情を高ぶらせる、活動的・積極的にさせる、男性ホルモンの分泌を促すなどの作用もありますが、どれも食欲に結びつきそうな作用ばかりです。









食欲を誘うのは、黄色と緑も同じ。

サラダにトマトやゆでタマゴを入れることがよくありますが、こうすれば赤、黄、緑が三色揃って、なるほど見るからにおいしそう。
"食用増進三原色" とでもいうべき色なのです。そう思って町を歩いてみれば、確かに、赤、黄、緑を使った飲食店も多いようです。