雑学あれこれ 2022年06月14日 カテゴリ:雑学 mixiチェック BOMB (ボム) 2022年 06月号 [雑誌]価格:1097円(税込、送料無料) (2022/6/7時点)楽天で購入 《すごく冷たいものをさわると、なぜ "痛い" の?》 「手が切れるような冷たさ」とはよくいったもので、確かに強烈に冷えたものをさわると、冷たさではなく痛さを感じます。本当は冷たいはずなのに、どうして私たちの神経は痛さだけしかかんじないのでしょうか。私たちが触覚として温度や痛みを感じるのは、皮膚にある冷点、痛点という感覚器によるもの。冷点は冷たさ、温点は温かさ、痛点は痛さを専門に感じ取る器官です。大切なのはこの三種の感覚器の数で、これは同数ではなく、一平方センチ当たりでいえば、冷点は10、温点は3、痛点は15とそれぞれ異なっていて、圧倒的に痛点が多くなっています。この差は、感覚器が刺激を感じ取る強さの差、と考えてください。冷点と痛点が同時に働いた場合には、痛いという感覚のほうが優先的に伝わる仕組みになっています。普通の冷たさなら、冷点だけが作動し、私たちは冷たいとか感じないわけです。ところが刺激の強さが"ある線"を超えると痛点が作動し始め、 "つめたい" ではなく "痛い" と私たちに感じさせるのです。わざわざこんな手の込んだ仕組みになっているのは、冷たさも温かさも度が過ぎると体にとって非常に危険なので、痛みを知ることによって身を守るためなのです。 BUBKA 2022年7月号【電子書籍】[ BUBKA編集部 ]価格:880円 (2022/6/7時点)楽天で購入 【雑学あれこれ】の続きを読む